効果的な練習方法 ~PartⅡ~
春から夏にかけ、ピティナ・ステップのステージやコンクール、セミナーにチャレンジする子がお教室でも多くみられます。
最近のお子さんは習い事も多く、忙しい毎日を過ごしていますので効果的な練習をするように指導してます。
ただ
どうしても非効率的な「反復練習」をしてしまう生徒さんが多い・・・・
反復練習はやり方によっては間違った使い方をインプットしてしまう危険性もあります。プランのない、ただの繰り返しの練習で偶然弾けるのを待つのは、非効率的ともいえます。
お教室では以下の「練習方法」を指導しています(低学年以下の生徒さんは親御さんのご協力が必要になります)。
演奏
⇩
①情報収集
⇩
②分析
⇩
③プラン(選択肢)
⇩
④実験
⇩
⑤フィードバック
上の図を解説すると・・・
①情報収集・・・演奏後、その日(またはその練習で)
望むイメージで弾けなかった箇所をピックアップ⇨
一つだけチョイスする。
②分析・・・
何故そのような事が起きるのか?を分析し原因を明確にする。(運指・目線・準備・テンポ・表現etc・・・)
③プラン・・・②の
分析に沿って、それぞれの具体的なプランを考えられるだけ出す。
④実験・・・②で出したプランを
一つ試す。
⑤フィードバック・・・④の実験を
客観的に振り返る。(結果を踏まえ、他の改革案を検討する)
(最適なプランが見つかるまで③プラン(選択肢)⇨④実験⇨⑤フィードバックを繰り返す。)
また、長時間の練習よりも
1日に20分前後の短時間練習を数回取ることもお薦めしています。
勿論
「弾きたいイメージを明確にもつ」
「ニュートラルポジションで坐骨に座る(頭がふんわりと脊椎に乗り、背中を長く広くする。骨で体重を支え、不必要な筋肉は使用しない)」
ことは大前提です。
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