袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ

7月半ば、東京でB型のスタインウェイが出ていると小耳に挟み
お出掛けです。


1985年ハンブルグ製  B211
ミュンヘンのピアノハウスで販売された証明が蓋の右下にしっかりと刻印されています。
このような刻印は販売店、又は販売者の宣伝。
ハンマーや弦は当時のまま変えておらず、勿論純正ですが
内部手前の赤いフェルトのみ取り替えてありました。
袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


感想…響もこもりすぎずちょうど良い。
ただ・・・音程は合っているのに音色にムラがあるのが気にかかる。


こちらはそのお隣に鎮座していたマホガニータイプ
マホガニーというだけでお値段はアップしますが、
お店の人が言うには「プロ仕様というよりは一般?余裕のあるご家庭?の家具として買われる方を意識している」とのこと
袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


感想…当時のままの弦とハンマーの割には弾きこまれていない感じで。
こもった音色


こちらは地元浜松にて
1994年 ニューヨーク製 B211
これはダラスの販売店で売られていたもので内部に大御所のサイン入り
割と新しいのにもかかわらずハンマーは取り替えてありました。
まだフカフカの状態で弦の跡も全く付いていない状態
これから自分色に染めていける可能性が楽しみな一台。
低音がよく響く。
袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ




同じくニューヨーク製
1989年ニューヨーク製 B211
上のものより5年ほど先輩
この販売店のポリシーらしく、フエルトは取り替えてありました。
こちらは高音部が明るく響く
袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ


袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ



こちらはスタインウェイと同じ設計図で作成されているBOSUTON
弾いたことがないメーカーでしたので薦められて試弾
すごくネットリとしたタッチ…簡単に言うと今まで弾いたピアノの中でナンバーワンの重さ
技術者の方が鍵盤の重さを計ったところ
なんと60g!!
袖触れ合ったスタインウェイたち Part Ⅱ・Ⅲ



技術者の方の話によると
ヤマハのグランドピアノの鍵盤がだいたい50g
カワイはそれよりちょっと重くて52〜3g
スタインウェイは軽めで48gあたりとのことです。

後者の販売店では営業っ気のない技術者3名の方が対応してくださって(オーナは静かに見守っていてくれた)
包み隠さずに色々と教えてくれました。
勉強もさせて頂きましたが、
何よりも、みんなで弾き比べてあーだこうだと話し合えたことがとっても楽しい時間でした。


また、今回のスタインウェイが置いてある倉庫は天井が高く
その効果もあってか?音が程よく響きました。
これまでに出会ったスタインウェイといえばホールのものがほとんどでしたので
響きが全く異なります。
音色や響きは場所の材質・天井高さ・床か絨毯かにも影響されるので
異なる条件での比較は素人には難しいですね。

今後も出会いを求めて
フットワーク軽く参ります。


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