やってしまった…。
20年以上前にも痛めた小指をうっかり、また痛めてしまった。
体の使い方や悪いクセは充分把握していたにも関わらず、感情的に弾いてしまったことが原因。
反省です…
写真はアスリート系の治療を得意とする整形外科にて
痛めてしまった腱を温めている所⬇️
若い時は患部に注射を打ってもらい、弾き続けていましたが、それでは根本的に治すことはできません。
今回は練習後によく冷やすことと、弾いてない時は温めることを守り、
小指に負担をかけない弾き方で練習を続けることにしました。
勿論、練習量は様子を見ながらほどほどに!です。
アレクサンダーテクニークで学んだ事を、同じ悩みを持つ方の参考までに記しておきます☟
指の屈曲・伸展にかかわる筋肉は、ほぼ前腕にあります。
今回私が痛めたのは小指ですが、その小指の筋肉と指を繋げてくれている腱に負担をかけてしまい炎症を起こしました。
小指の腱を痛めた際や特に音にパワーが欲しい時などは
尺骨と小指のラインをできる限り真っ直ぐにして打鍵します。
(尺骨が小指の力を助けるのと同時に、重力を使って鍵盤に指をおろすことも重要)。

(右手:クロスした2本の骨の下の細い骨が尺骨・実は太い橈骨ではなく尺骨が軸となってドアノブを回したりする動きが可能になる)
尺骨の助けを借りた小指は空手の瓦割りのように大きな力を発揮することが出来るので
腱を痛めていたとしてもほぼ痛みなく打鍵することが出来ます。
ただ、一オクターブを含む和音をつかむ場合はこのスタイルが不可能なので
痛みのある間は音を減らしてカバーします。
慌てずに…
使い方を変えていくことも大切ですね。