dolente

dolente の小節に来てもサッパリと明るく弾き切る高学年の女子に
「ここはさ、可愛がってた亀が突然いなくなっちゃった…とかさ、悲痛なイメージで弾かなきゃ。」と言うと、
「じゃあレイ先生が死んじゃったのイメージして弾いてみる…だって悲しいから」と言って黙々と弾き始めた。

それでもやっぱり、彼女の演奏は明るかった…。

と、ここまでは単なる笑い話ですが…レッスンの後、ふっと気付いたことがあります(遅いっ)。
イメージして→それを音として表現することが出来るという過程は、ある程度その経験をした人間がそれなりのスキルを用いて無意識に出来ることであると。
ましてや「悲痛な」等という表現は子供にはまだ難しい(中には可能な子もいるとは思いますが)。

指導者は、この場面でどのようなデュナーミクを駆使してその雰囲気の音色を醸し出すことができるのか?を提供しなくてはならなかったのですね。

イメージしようと頑張ってしまい、生徒さんに不必要な力み(筋肉の張り)を増強させてしまったことを反省。

明日からは「イメージ➕その表現の為の体の使い方」を忘れずにアドバイスします。






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