少し前から、お教室では50分レッスン枠の中高生数名で2台のピアノソナタに取り組んでいます。
「モーツアルトの2台の為のソナタとフーガ」は「のだめカンタービレ」のドラマ・映画でも演奏された曲
ドラマを観た子供達は喜んで取り組んでいる様子です。
希望者4名でファーストとセカンドを決め、通常のレッスンの際には私がお相手パートを演奏します。
私は指導する側でありますが・・・
不覚にも
すごく楽しい。
学生の頃は姉と2台のピアノや連弾もやっていましたが、コンクールやレッスンの為のクオリティーに仕上げなければなりません。
その為なのでしょうか?自分に余裕がなかったことも関係はしていると思いますが、楽しいと思った記憶がありませんでした。
勉強・部活と忙しく、なかなかピアノの練習時間が取れない現代の中高生。
小学生には人前で弾くという事の緊張感と達成感を積極的にあじわってもらう方向付けをしていますが、
あまりにも多忙な中高生にはそんな声掛けを控えるように意識しています。
上手く弾こう!とか、発表会までに仕上げなければ!など、一切考えず
純粋に音楽を合わせることを楽しんでもらえたら嬉しい・・・
そんな気持ちから始めたのが今回の企画です。
「この空気を親御さんにも感じて頂きたい」
という気持ちをぐっとこらえ、今回は発表の場を作らないことにしています。